【2025】MP4をMP3に変換できるフリーソフトと方法を解説


動画ファイルの中でも特に多く使われているMP4形式は、映像と音声がセットになっているため、音楽プレーヤーや車載機器などのデバイスでは再生できません。ポッドキャストやミュージックビデオなど、オーディオだけを聴きたい場合、MP4をMP3に変換することで映像を再生できない機器でも問題なく聴けます。また、MP4からMP3を抽出すると、リミックスやナレーション素材としても扱いやすくなります。
この記事では、インターネット接続なしで安全に変換作業ができるように、用途別のMP4からMP3への変換フリーソフトを厳選して皆さんにおすすめします。使い方も詳しく説明するので、ぜひ参考にして快適な音声変換をお楽しみください。
1.MP4からMP3に変換できるフリーソフト一覧表
一口にMP4 MP3変換ソフトといっても、それぞれの機能は異なります。自分のニーズに応じたものを選ぶことは大切です。以下の早見表で紹介するフリーソフトの基本情報を比較します。確認してから、気になるソフトの製品名をクリックして、詳細説明へ進みましょう。
製品名 | Vsave | RealPlayer | AudioDirector | AV Audio Converter | VLC Media Player | iTunes |
無料機能 | 3回ファイル形式変換 (製品版は¥1,980~) |
動画ダウンロード ファイル形式変換 (製品版は¥2,748~) |
30日間ファイル形式変換 一部の音声編集機能 |
全機能 (個人使用のみ) |
全機能 | 全機能 |
対応パソコンOS | Windows | Windows | Windows | Windows | Windows、Mac | Windows |
使いやすさ | ⭐⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐ |
一括変換 | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 | ✕ | ✕ |
元のID3タグを保持 | 〇 | ✕ | ✕ | 〇 | ✕ | 〇 |
MP4→MP3変換以外の機能 | 動画ダウンロード 音声ダウンロード |
動画ダウンロード 動画・音声再生 CDへ書き込み など |
ノイズ除去 マルチトラック編集 ボーカル除去 ボイスチェンジ など |
なし | 動画・音声再生 | メディア管理 |
おすすめな方 |
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2.MP4からMP3に変換できるフリーソフトは?
続いては、各フリーソフトでMP4からMP3に変換する方法を解説して、使用上の注意点も挙げます。
Vsave Video Downloader
「Vsave Video Downloader」はクリックだけで素早くMP4をMP3に変換できる無料ソフトです。品質を損なうことなく動画から音声を抽出するので、高音質で好きなコンテンツを聴けます。MP4とMP3の他に、このソフトはMOV/AVI/WMV/M4A/MKA/WAVなど豊富なフォーマット形式をサポートします。今後別の形式の変換が必要になったときにも便利ですね。

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複数のMP4ファイルを一度にインポートしてMP3に変換でき、作業効率がアップ
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変換手順はシンプルで、処理プロセスも超高速
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元のID3タグはそのまま保持し、変換したMP3ファイルは管理しやすい
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オンライン動画・音声もダウンロードして形式変換可能
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ニコニコ/YouTube/TVer/Bilibili/TikTok/FC2など1,000+動画共有と配信サイトをサポート
VsaveでMP4からMP3に変換する方法
ステップ1.上記の「無料ダウンロード」をクリックしてソフトをパソコンにインストールしたら、起動します。
ステップ2.左側にある「フォーマット変換」タブをクリックして、「ファイルを追加」で変換したいMP4ファイルをインポートします。
ステップ3.設定画面でファイルの種類を「オーディオ」、フォーマットを「MP3」と指定します。保存先も選択したら、「適用」をクリックします。
ステップ4.変換は自動的に始まります。完了すると、「処理済」カテゴリで変換したMP3ファイルを確認できます。
RealPlayer
「RealPlayer」はメディアプレーヤーとして有名ですが、動画や音楽ファイル形式変換機能も搭載しています。MP4、WMV、MP3、AAC、WAVなど多くの動画・音声ファイル形式をサポートし、相互に変換できます。一度に複数のファイルをまとめて変換したり、1つのファイルを複数の形式に変換することも可能です。また、変換したMP3ファイルはiTunesライブラリに直接保存できるので、iTunesと併用したいユーザーに最適です。
RealPlayerでMP4からMP3に変換する方法
ステップ1.RealPlayerをパソコンにインストールして起動したら、左側のメニューから「メディア」を選択し、変換したいMP4ファイルをドラッグ&ドロップで追加します。
ステップ2.ライブラリ内のMP4ファイルを選定し、画面下の「その他」ボタンをクリックし、表示されるタスクバーから「変換」を選びます。
ステップ3.変換ウィンドウの「変換後のフォーマット」ドロップダウンリストから「MP3」を選択し、「保存先」欄で変換後のMP3ファイルを保存するフォルダも指定します。
ステップ4.画面右下の「スタート」ボタンをクリックすると、MP4からMP3抽出の作業が始まります。完了すると指定したフォルダにMP3ファイルが自動保存されます。
- 無料版でMP4をMP3に変換できるが、より多くの種類のコーデックとファイル形式はプレミアムプラン限定
- 無料版ではDVD書き込み、8K動画ダウンロードなど高度な機能が利用できない
- ソフトダウンロード時、不要なソフトがバンドルされている
- ソフト内に広告が表示される
AudioDirector
「AudioDirector」はCyberLinkによって開発された音声編集専門ソフトで、MP4をMP3への変換を含む全般のオーディオ編集機能を揃っています。動作が軽くて、動画ファイルをインポートして簡単に設定したら、迅速に音声抽出できます。他に、録音や音声補正、マルチトラック編集などのタスクも行えるので、プロ級の音声編集ソフトを使用したい方におすすめします。
AudioDirectorでMP4からMP3に変換する方法
ステップ1.ソフトを起動したら、「クリップの編集」を選択します。
ステップ2.上部のメニューにある「ファイル」>「読み込み」から変換したいMP4動画ファイルを選択してインポートします。
ステップ3.上部メニューの「書き出し」>「音声を書き出し」をクリックして、設定パネルの「形式」で「MP3」を選びます。保存場所やビットレートなども必要に応じて設定します。
ステップ4.「書き出し」をクリックすると、MP4動画の音声部分がMP3ファイルとして書き出されます。
- MP4をMP3に変換する前に、アカウント登録は必須
- 音声編集に不慣れな初心者にとっては操作や機能の理解に時間がかかる
- 複数のMP4をMP3に変換したい場合、一つずつ操作しなければならない
AV Audio Converter
次に紹介する「AV Audio Converter」はMP4 MP3などのフォーマット形式変換に特化したフリーソフトとなります。AVI、FLV、WAV、WMA、AAC、OGGなど幅広い動画・音声ファイル形式の相互変換が可能で、汎用性が高いです。また、タグ情報を元に出力ファイル名が自動生成でき、整理がしやすいです。ビットレート、サンプルレート、チャンネル数などのエンコード設定も変更可能で、音質調整必要がある場合に役立ちますね。
AV Audio ConverterでMP4からMP3に変換する方法
ステップ1.ソフトをインストールして起動したら、画面内の「+」ボタンをクリックし、変換したいMP4ファイルを選択して読み込みます。
ステップ2.ファイルリストの下部の「Quality」で「MP3」を選択し、音質オプショも必要に応じて設定します。
ステップ3.上部の「変換」ボタンをクリックすると、MP4の音声がMP3形式に変換されます。
- ソフト画面の日本語化は不完全で、使用に少し邪魔になる
- インストール時に不要なソフト(Media Player Morpher)が同時にインストールされる
VLC Media Player
「VLC Media Player」は完全無料のオープンソースソフトで、メディア再生とフォーマット形式変換を搭載しています。MP4からMP3を抽出すること以外、AVI、MKV、WAV、FLACなどほぼすべての動画・音声ファイル形式を追加コーデックなしで再生可能です。また、再生速度調整や字幕表示などの高度な機能も提供します。スパイウェアや広告も一切ないので、安心して使えます。
VLC Media PlayerでMP4からMP3に変換する方法
ステップ1.パソコンでVLC Media Playerをインストールして起動したら、上部メニューの「メディア」をクリックし、ドロップダウンメニューから「変換/保存」を選びます。
ステップ2.「メディアを開く」ウィンドウで「+追加」ボタンをクリックし、MP3に変換したいMP4動画ファイルを選択して追加します。
ステップ3.「変換/保存」ボタンをクリックし、「変換」ウィンドウの「プロファイル」から「Audio - MP3」を選択します。
ステップ4.「参照」ボタンをクリックし、変換後のMP3ファイルの保存先フォルダとファイル名(拡張子は.mp3)を指定して「保存」をクリックします。
ステップ5.「開始」ボタンをクリックすると変換が始まります。変換の進行状況はVLCの再生バーで確認できます。
- アップデート後に再生できなくなるケースは報告される
- インターフェースが初心者にとってはやや複雑
iTunes
最後紹介するMP4をMP3に変換するフリーソフトはAppleユーザーが熟知している「iTunes」です。これは総合メディア管理ソフトで、通常の音楽や映像の視聴機能以外、実はフォーマット形式変換もできます。さらに、曲名、アーティスト、アルバム、ジャンルなどのメタデータで楽曲を整理することも可能で、プレイリストの作成はやすくなります。すでにiTunesを使用している方はぜひこのソフトのMP3抽出機能を試してください。
iTunesでMP4からMP3に変換する方法
ステップ1.iTunesを起動し、メニューバーの「編集」>「環境設定」を選択して、「一般」タブで「読み込み設定」をクリックします。
ステップ2.「読み込み方法」で、「MP3エンコード」と指定したら、「OK」をクリックして設定を保存します。
ステップ3.shiftキーを押しながら、メニューバーの「ファイル」>「変換」>「MP3に変換中」を選択します。
ステップ4.ファイル選択画面で変換したいMP4ファイルを選んで、「開く」をクリックして追加します。
ステップ5.左側で「曲」タブに切り替えて、変換したMP3ファイルが確認できます。右クリックして「Windowsエクスプローラーで表示」を選択すると、保存先にアクセスできます。
- 事前設定しなければMP4からMP3に変換することはできなくて、操作がやや煩雑になる
- ビットレートなどの調整はできない
3.MP4をMP3に変換についての人気質問
質問1.MP4をMP3に変換するとどうなる?
MP4は映像と音声を含む動画ファイル形式ですが、MP3は音声専用のファイル形式です。変換すると映像部分は除かれ、音声トラックだけがMP3として抽出されます。容量が大幅に小さくなり、音声だけを手軽に保存・再生したい場合に便利です。でも、MP3は非可逆圧縮形式のため、変換時に音質が劣化します。
質問2.MP3とMP4は何が違うの?
MP3は音声データを圧縮した音声ファイルフォーマットで、MP4は音声・動画・画像・字幕などを格納できるコンテナファイルです。つまり、MP3ファイルもMP4内に格納可能です。一般的に、MP4のファイルサイズが大きいで、格納する音声の元の品質をそのまま保持可能です。
質問3.MP4とMP3のどちらのファイル形式がいいですか?
音質面では、同じビットレートならMP4の音声が優れることが多いですが、個人の聴感や用途によって好みが分かれます。音声だけを聴きたいか、軽量ファイルを求める場合はMP3がおすすめです。もし動画付きや高音質を重視するのなら、MP4が適しています。

MP4からMP3への変換は、動画の音声だけを手軽に楽しみたい方にとって非常に便利な方法です。今回は数多くのフリーソフトを紹介しますが、対応OSや使いやすさ、変換設定の自由度などをしっかり比較して選びましょう。
初心者でも扱いやすく、多機能で安全なソフトを選べば、快適に高音質のMP3ファイルを作成できます。今回紹介した選び方のポイントを参考に、自分の環境や目的に合ったフリーソフトを見つけて、ぜひMP4動画からお気に入りの音声を抽出してみてください。
特に一番目紹介したMP4をMP3に変換するソフト「Vsave Video Downloader」は初心者でも扱いやすく、多機能で安全なソフトです。複数ファイルの一括変換やオンライン動画からの音声抽出など高度な機能も充実しています。気になる方はぜひここでVsaveを入手してお試しください。